今日は Raspberry Pi に Raspberry Pi OS を入れて、デスクトップ環境を構築し、ブラウザでWebアクセスできる状態をゴールに構築を進めます。最終的にはRaspberry Pi にタッチパネルを接続してスマートホーム コントローラー的な使い方をしたいと思っています。
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使用する機器
今回使用する機器は下記になります。どちらもショッピングサイトで購入することができますので、ご興味のある方はリンク先のスポンサーサイトからご購入ください。
Raspberry Pi 3 Model B
Raspberry Pi はカードサイズの小型コンピュータです。ディスプレイとキーボード、マウスを接続すればパソコンとして使用することができます。NICとWifiのモジュールが搭載されているのでネットワーク経由でコントロールすることもできます。
ACアダプター
Raspberry Pi では 2.5A 以上の電源が必要です。電源ソケットは携帯電話でよく使用されている micro USB ポートのタイプになります。私はInput 100-240V / Output 5V – – 3A のものを購入しました。
micro SDカード
Raspberry Pi に挿入して、OSやアプリケーション、データが保存されるストレージになります。容量の要件は 8GB 以上になります。micro SDカードを差し替えることで複数の OS を boot させることができるので、私は 32GB * 5枚のセットを購入しました。 Raspberry Pi で問題なく認識され、使用できています。
モニター
Raspberry Pi のデスクトップ環境を表示されるために使用します。 標準 HDMI で接続します。私は 15.6インチのタッチパネルタイプのものを購入しました。 Raspberry Pi で問題なく認識され、使用できています。
キーボードとマウス
Raspberry Pi のデスクトップ環境で入力やポインティングするためにキーボードとマウスを使用します。私は DELL のワイヤレス キーボード / マウス を購入しました。Raspberry Pi で問題なく認識され、使用できています。
保護ケース
基盤がむき出しの Raspberry Pi は電気的なショートの恐れもあるため、保護ケースに入れた方がよいです。放熱用のファンが付属しているものがおすすめです。
SDカードのフォーマット
他の OS を書き込むなど、使用したことがある SD カードの場合は 「SD Card Formatter」を使って SD カードのフォーマットを実施します。
SD Card Formatter : https://www.sdcard.org/downloads/formatter/
SD Card Formatter をダウンロード、インストールして起動します。SD カードを PCに接続し、接続した SD カードを Formatter でフォーマットします。
Raspberry Pi Imager で OS イメージを書き込む
フォーマットした SD カードに Raspberry Pi Imager を使って、 Raspberry Pi OS のイメージを書き込みます。
Raspberry Pi Imager : https://www.raspberrypi.com/software/
Raspberry Pi Imager をダウンロードしてインストールして起動し、Raspberry Pi OS を SD カードへ書き込みます。Ubuntu など他の OS image もこちらのツールで書き込むことができます。
ここでは Operating System で ” RASPBERRY PI OS (32-BIT) ” 、Storage でパソコンに接続した ” SD Card ” を選択して、WRITE ボタンをクリックするとイメージの書き込みが開始されます。
Raspberry Pi OS にディスプレイの設定を記入
イメージ書き込みの完了後、SD カードをエクスプローラーで参照し、ドライブ直下の「 config.txt 」を TeraPad 等のテキストエディタで開きます。
テキストエディタで開いた config.txt にタッチパネル用の下記パラメータを追記して保存します。保存したらパソコンから SD カードを抜き取ります。
hdmi_group=2 hdmi_mode=1 hdmi_mode=68 hdmi_cvt 1920 60 6 0 0 0
Raspberry Pi に SD カードと各機器を接続
Raspberry Pi にOSイメージを書き込んだ SD カードを挿入します。また、各ポートにタッチパネル、ワイヤレスキーボード・マウスのUSBレシーバー、ACアダプターのケーブルを接続して電源を投入します。
Raspberry Pi OS の初期設定
電源を投入後5分程度で Raspberry Pi OS が起動しデスクトップが表示されます。
ダイヤログボックスで 「 Next 」をクリックすると初期設定ウィザードが開始されます。
- Country、Language、Timezone を選択して「 Next 」をクリックします。
2. 「pi」ユーザーのデフォルトのパスワードを変更します。
3. スクリーンに黒い境界線がある場合はチェックボックスにチェックを入れて「 Next 」をクリックします。設定は再起動後に反映されます。
4. 接続する WiFi アクセスポイントを選択して「 Next 」をクリックします。
5. WiFi アクセスポイントのパスワードを入力し、「 Next 」をクリックします。
6. OSとアプリケーションをアップデートする場合は「 Next 」をクリックします。しない場合は「 Skip 」をクリックします。
7. アップデートが正常に完了すると「System is up to date 」が表示されますので「 OK 」をクリックします。
8. 「 Restart 」をクリックすると再起動されます。以上で初期セットアップが完了し、Raspberry Pi OS のデスクトップ環境が使用できる状態になります。
ブラウザで Google.com にアクセスしてみる
ブラウザを実行してアドレスバーに Google.com と入力しアクセスできることが確認できました。タッチパネルのタッチ操作も、ワイヤレス キーボード・マウスの操作も良好です。